<<< エミレーツワールドシリーズレーシングチャンピオンシップとは?! >>>
A.レース資格
@国及び大陸を代表されるレースである事。
AG1であるか、それに準じる格式のレースであること。負担重量は馬齢制である事。
B賞金総額が少なくとも100万USドルのレースである事。
C国際的な参加の歴史があるか、将来的にそうなる事が明確であるレースである事。
D細かいルールや取り決めは各々の国に一任されます。
B.第一回シリーズ
第1回のシリーズは9レースで構成されています。期間は1999年7月〜2000年3月までとします。 |
<レース詳細>
レース日 |
レース名 |
競馬場 |
賞金総額(USドル換算) |
コース |
1999年7月24日 |
キングジョージS |
アスコット(英国) |
100万ドル |
芝・12F |
9月11日 |
愛チャンピオンS |
レパーズタウン(愛) |
100万ドル |
芝・10F |
10月17日 |
カナディアン国際 |
ウッドバイン(加) |
100万ドル |
芝・12F |
10月23日 |
コックスプレート |
ムーニーヴァレー(豪) |
100万ドル |
芝・2040m |
11月6日 |
BCクラシック |
ガルフストリーム(米) |
400万ドル |
ダート・10F |
BCターフ |
200万ドル |
芝・12F |
11月28日 |
ジャパンカップ |
東京競馬場(日) |
300万ドル |
芝・2400m |
12月12日 |
香港国際C |
シャティン (中) |
130万ドル |
芝・2000m |
2000年3月25日か26日 |
ドゥバイWC |
ナドアルシバ(UAE) |
500万ドル |
サンド・2000m |
表彰セレモニー |
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以上、第1回目の賞金総額は2030万ドルです。(邦貨で約24億円)・・・・1億で良いから私に恵んでくれ〜〜〜〜(T_T)・・・・・
C.2回目以降の予定
2回目以降、以下の3レースが加えられる予定です。
- アーリントンミリオン(アーリントンパーク)芝・10F
- バーデン大賞(バーデンバーデン)芝・2400m
- 凱旋門賞(ロンシャン)芝・12F
D.スポンサー
エミレーツ航空は1999年〜2002年のシリーズにおいて1500万ドルを提供いたします。この額はサラブレッドレースの歴史において最高のものです。
このスポンサーシップは以下に寄与されます。
●3年間の毎年のシリーズチャンピオンに贈られる賞金300万ドル。
●競走馬と関係者の航空輸送費や宿泊設備。
●フルマーケティングサポート(よくわかりませ〜〜〜ん)
●国際TV権への支払い
*ジャパンカップの公式TV放送権はフジテレビになっています^^;
E.選手権ポイントシステム
ポイントシステムは多くの分析結果とコンピューターによる試験などにより慎重に考案されました。
(そんな大げさなもんか〜〜〜〜〜!!(^^ゞ)
1.レースポイント
1着馬12ポイント、2着馬6ポイント、3着馬4ポイント、以下3,2,1という様に6着馬までポイントが与えられます。
2.ポイントはシリーズレースにのみ与えられます。
3.このポイントシステムはF1グランプリ方式を発展させたものです。(ただのパクリじゃねぇ〜か!!)
4.1着のポイントを12(F1は10である)にした理由は、入着のみによるポイントでのチャンピオンホースの誕生を避けるためであります。
コンピューター解析の結果、12ポイントとすることで、勝利することがチャンピオンへ大きな近道である事が証明されています。
5.96年〜98年の仮のチャンピオンホースを計算してみれば・・・96年シングスピール、97年ピルサドスキー、98年スウェインとなります。
彼らは国際的な代表馬として傑出しており、シリーズレースにおいても好成績を上げています。
(96年はシガーじゃね〜のか〜!? 私はシガ〜がチャンピオンだと思うが・・・)
6.全ての馬は、9レースの中から、チャンピオンになる為に、距離や馬場やローテーションを考慮して数レースを選択する必要があります。
7.ポイントはそれぞれのれ―スで6着まであたえられ、累積していきます。その経過はリーディングポイントテーブルとして発表されます。
また、オーナー、調教師、騎手についてもポイントテーブルが発表されます。
8.最高ポイントを獲得した馬はチャンピオンホースとなります。
また、チャンピオンホースにはオーナー、調教師、騎手、生産者も含まれます。
仮に、シリーズチャンピオンホースに2名以上の騎手が騎乗していた場合は、ポイントの多い方にトロフィーが贈られます。
同ポイントの場合は獲得賞金額の多い方の騎手に贈られます。
F.賞金とトロージャントロフィー(トロイの木馬のトロフィー)
チャンピオンホースのオーナーには100万ドルが贈られます。
加えて100万ドルの価値のある・・・永久トロフィー・・・に馬の名前、オーナー、調教師、騎手、そして生産者の名が刻まれます。
オーナーに贈られるトロフィーはレプリカになります。
*異なったオーナーや調教師、騎手が複数の馬のポイントによって、最高ポイントを獲得した場合もトロフィーが贈られます。
これらの表彰セレモニーは毎年のドゥバイWCの表彰式後に行われます。
これがワールドシリーズのHPに載っているレースの概要です。
見ていただければ分かる様にヨーロッパの馬に非常に有利にできています。
先ず、芝のレースに偏っている事。ローテーションがヨーロッパのうまにとって非常に楽である事。
アメリカのスターホースがたった100万ドルの賞金の為に遥かかなたの日本や香港やオーストラリアには行かないであろう事。
はっきり言えば・・・・モハメド殿下の一人芝居のような物・・・・ですな!(^^ゞ
まあ、これで国際レースに対する興味がかき立てられれば、JRAが推進する国際化に拍車がかかるでしょう!
しか〜〜〜し、どの馬券も日本では買えないというのは・・・どうにかならんものか!?
また、レースの生中継はしてくれるのか?
などと、問題点は山積ですが・・・新たな一歩は十分評価できると思います。
皆様はどのように思いますか? |
***その後、今年のシリーズはドゥバイWCに遡って行われる事になりました。
これは、年を越えてしまうと引退してしまう馬が多い事と、香港からドゥバイまでの間隔が開きすぎ、ドゥバイWCが形骸化してしまうのを避ける為です。
・・・・参考文献 エミレーツ・ワールド・シリーズ・ホーム・ページ―――――>